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犬用のグッズを買うときに知っておきたい:「防水」と「耐水」って何が違うの?

 

犬は水や泥で遊ぶのが大好きな動物です。そのため、犬用のギアを選ぶ時には「雨風が強い悪条件の中で使えるアイテムか」というのが、1つの重要なチェックポイントです。

まずは、「防水」と「耐水」の違いを理解しておくと良いでしょう。しかし多くの人が「何が違うの?」という疑問を持っているのではないでしょうか。

そこで今回は「防水」と「耐水」の、それぞれの効果と違いについて解説していきます。Ruffwearのアイテムの中で、「防水」もしくは「耐水」の加工がされている商品も一緒に紹介するので、ぜひ犬用ギアを選ぶ際の参考にしてみてください。

防水

「防水」とは、多くの場合「水を吸収しない」ことを意味します。つまり「完全防水」の商品とは、過酷な条件下や長時間の雨の中でも水を通さない素材を使用しています。

素材の防水性を測定するために多くの業界で使用されているのが、「ウォーターコラム試験」という検査方法です。アウトドア業界では主にアウターウェアやテントなどの耐候性(商品に使用されている生地や素材が屋外の自然環境の中でどの程度耐えられるか)を測定するために使用されています。

Krissy trail runs with dog PD in rain jacket through damp forest.

「ウォーターコラム試験」では、まず対象の生地や素材の上に直径1センチほどの、背の高いチューブが縦に置かれます。そしてチューブの中に水を注いでいき、どの程度の水を入れた時に生地が湿るかによって防水の程度を測ります。

つまり、生地が湿り始めたときのチューブの中にある残量がその評価値となり、水の残量が多ければ多いほど、素材の防水性は高いと評価されます。

雨風の天候の場合、約1,400mm程度の防水性が必要だと一般的に言われています。つまりテストで1,000mm~5,000mmを記録した素材は、雨の日でも十分な防水性を発揮するといえるでしょう。また、5,000mm~10,000mmを記録したものは激しい豪雨でも高い防水性を発揮します。

Man sits besides dog in Vert jacket on snowy trail.

Ruffwearが取り扱うサンシャワーレインジャケット(2,000 mm) とVert Jacket (10,000 mm) は、どちらも防水性の高い商品で、雨風の中でも犬を濡れから守ります。商品に使われている生地の防水加工はもちろんのこと、縫い目の密閉度が高くバックルやフラップ部分から水が浸入しないのも嬉しいポイントです。

また、防水性の高い製品にも関わらず、通気性の良さも同時にそなえています。通気性の良い製品は、熱や湿度を調節する機能を持っているので、運動量の多い犬たちにおすすめです。

Ruffwearが取り扱う Cloud Chaser™ Jacket は通気性、防水性の2つの要素を叶えるソフトシェル素材(10,000 mm)を使用しているため、犬たちは天候に関わらず、快適なアウトドアライフを送ることができます。

また、同様の素材はポーラートレックス にも使用されています。

 

Dog in cloud chaser jacket jumps up to catch snow in the air.

耐水

アウトドア業界でよく聞く「耐水」という言葉は、商品に「耐久撥水加工」が施されていることを指します。耐久撥水加工が施された商品は、雨や雪が生地に触れると水を弾いて水滴に変えることで、水をはじく効果を発揮します。ですが、これらの商品は水に比較的強いものの、水を完全に防ぐわけではありません。

つまり、「耐水」はある程度の雨からは保護してくれるものの、長時間水にさらされ続けると防水効果が低下してしまいます。

Bailey in Powder Hound jacket jumps for snow that Elise is throwing in the air.

耐久撥水加工には犬の体温を保つ効果もあります。Ruffwearが取り扱うパウダーハウンドジャケット クインジージャケットスタンプ タウンジャケットオーバーコートフェーズジャケット などは、すべて耐久撥水加工されているため、少量の雪や水、泥から犬たちを守り、体温を保護してくれます。

 

当社の商品比較ページでは、各ジャケットがどの程度の「防水」、「耐水」効果があるのかを確認することができます。愛犬の新しいジャケットを探す時には、ぜひ参考にしてみてください。