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Working Dogs

新デザイン!さらに進化を続ける"ウェブマスターハーネス"がすごい理由

Ruffwearの最初のハーネスとして誕生したウェブマスター ハーネスは、その耐久性と快適性で長年にわたり信頼されてきました。

20年以上にわたり、レスキュー犬や探査犬などのプロフェッショナルな犬たちの信頼できるハーネスとして、動きを妨げることなく耐久性と快適性を提供してことは私たちの誇りでもあります。

ウェブマスター ハーネスは、ラインナップで最も長く愛されているハーネスであり、今もさらに進化しています。

2025年の新しい革新により、新デザインとなってさらに進化したたウェブマスター ハーネスは、頭部に敏感な犬のための、ステップイン式ハーネスとなり、より頑丈な胸部パネルと新しい前部リーシュアタッチメントポイントを備えています。

以下に、これらのアップデートと、時の試練に耐えてきた特徴について詳しくご紹介します。

A gif of different Web Master™ Harnesses with their unique working dog patches and insignia.

始まり:作業犬からのインスピレーション

すべてはPalisades™ Packから始まりました。1990年代初頭、Ruffwearの創設者パトリック・クルーズは、雪崩救助犬チームは、犬が背負うバックパックの左右にある収納バッグ(サドルバッグ)を取り外し、残ったハーネス部分を単体で使用していることに気がづきました。

これにより、犬たちはスキーリフトやヘリコプターに乗ったり、困難な地形を越えたりすることができました。

それがRuffwearの歴史です。

ウェブマスター ハーネスは、過酷な条件下でも快適さを損なうことなく耐久性を発揮するギアを生み出すギアを生み出しました。

つまり、あなたの犬が使っているRuffwearのギアは、作業犬が使用しているものと同じであり、高い性能基準を持っているということです。

ウェブマスター ハーネスは、私たちのラインナップで最も安全で象徴的なハーネスです。すでに素晴らしい製品をさらに良くすることができて、とても興奮しています。」

— モニカ・ブローダー、Ruffwearシニアデザインマネージャー

A human clips their companion into their red Web Master™ Harness.

デザインの背景:伝統と革新

ウェブマスター ハーネスのDNAは、そのウェビング(帯状の素材)にあります。何十年にもわたるハーネスの革新の中で、このウェビングは試練に耐え、堅牢な構造を作り出すための重要なデザイン要素として存在し続けています。

連続したウェビング構造は、力をハーネス全体に均等に分散させ、強固な作りを実現しています。

フォームパッド入りの胸部と背部のパネルは、犬がどれだけ激しく動いても、長時間の装着でも快適さを提供します。これらのパネルは、通気性のあるサポートと温度管理を提供しながら、犬の可動域を妨ぎません。

40%リサイクルされた150デニールのポリエステルリップストップで作られており、軽量でありながらアクティブな犬の摩耗や損傷に耐えることができます。

デザインの初期段階では、厳格な第三者機関のラボテストを受け、耐摩耗性、引裂強度、そして過酷な条件下での色の安定性が確認されています。

最後に、ハーネスの100%リサイクルポリエステルニットメッシュの裏地は、通気性と快適性を提供します。Ruffwearの持続可能性への取り組みを継続する中で、ポリエステルリップストップとニットメッシュの両方がbluesign®の認証を受けています。

これは、これらの素材が厳格な環境および安全基準に従って製造されていることを意味します。

A dog takes a break from mountain biking with their human, and wears the Web Master™ Harness.

2025年の新機能

ウェブマスター ハーネスは現在も進化を続けており、Ruffwearの初のステップイン式ハーネスとして、犬の頭を通す必要がなくなりました。これは、頭部に敏感な犬や、可動域が制限されている高齢の犬、または脚を持ち上げるのが難しい子犬にとって理想的です。

次に、新しく強化されたウェビングが胸部パネルに追加され、前部のリーシュアタッチメントポイントが作られました。これにより、リーシュを引っ張るのが好きな犬の進行方向を修正するのに役立ちます。

強化されたウェビングと、特殊加工で頑丈になった061-T6アルミニウム製のVリングは、どちらも背中に位置しており、合計3つのリーシュ(リード)取り付けポイントを備えています。

Vリングは普段の散歩用にぴったりで、トウループ(が人や物を引っ張るための輪)は犬が前方に引っ張るアクティビティ(ジョアリング、ハイキング、ランニングなど)に適しています。

これらのすべての素材は厳格なテストを受けており、犬の安全性を担保します。

クッション付きの持ち手は、岩場や急な斜面などの険しい道を進むときに、犬を持ち上げたりサポートしたりするのに役立ちます。この機能は、作業犬の現場でも信頼されています。

A conservation canine in the field wears their Web Master™ Harness.

原点回帰: ウェブマスター ハーネスと作業犬たち

ウェブマスター ハーネスハーネスが今の形になるまでには、作業犬たちの協力が欠かせませんでした。

Ruffwearのギアは、まず社内で厳しいテストを行い、強度や耐久性が基準を満たしているかを確認します。しかし、最終的な評価は実際の現場での使用テストにかかっています。そして、その現場こそが作業犬たちのフィールドです。

雪崩救助犬、環境保全活動に従事する探知犬、介助犬など、作業犬たちは実際に動きながらRuffwearのギアを試す最初の存在です。彼らは過酷な環境で日々ギアを使い続けるため、私たちは犬の視点からデザインを考え、改良を重ねてきました。

こうしたフィールドテストでは、使用による摩耗の傾向が見えてきます。それをもとに、より耐久性のあるデザインに改良し、長持ちする製品を作り上げていきます。作業犬たちはギアを毎日使い込むため、わずか数ヶ月で一般の犬が数年かけて使うのと同じレベルの摩耗を生じさせます。

そのため、短期間でハーネスのフィット感や、ハンドルのサイズが犬とハンドラーの動きにどのように影響を与えるかなど、貴重なデータを得ることができます。

このテストを通じて、「うまく機能した部分」「改良が必要な部分」「どんな使い方にも適応できる最高の製品を作るために必要なこと」が見えてきます。こうしたプロセスを繰り返すことで、ウェブマスター ハーネスは今なお進化し続けているのです。