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冒険の相棒でいてくれた犬に感謝を表すハッシュタグ

自らの愛犬を「#MyDogIsMyBestFriend」(愛犬が自分の人生に与える影響やその存在の意味を表現する際に用いられるハッシュタグ)と表現しているアレックスにインタビューしました。アレックスは自分の愛犬レプターを「相棒」、「冒険仲間」、「先生」、「親友」と呼んでいます。これらの言葉には、どのような物語が込められているのでしょうか。


アレックスさんとレプターはどのようにして出会ったのですか?

犬を飼うことは小さい頃からの夢でした。ハイキングや旅行、サイクリングといった様々な場面を想像するときに、どの場面でも自然と犬がそばにいる絵が思い浮かんでいました。それで、大学4年生のときにレプターを飼い始めました。

ある日、オハイオ州南部のコミュニティーページで、生後3か月のブルー・ヒーラー(オーストラリアン・キャトル・ドック)の子犬が50ドルで売りに出されているのを見つけました。犬を探し始めた当初は、あまり犬種にこだわりはなかったのですが、親友が飼っていたブルー・ヒーラーがとても好きだったので、その影響があったのかもしれません。広告には、5匹の白黒の子犬が密着してカメラを見つめる姿が載っていました。その写真を見た瞬間、「これだ!この犬を私は飼わなきゃいけない!」と直感したのを今でも鮮明に覚えています。

広告主に連絡を取り、子犬に会いに行ったところ、最後の1匹として残っていたブルー・ヒーラーがいました。広告を出していた男性によると、この子犬は耳がぺたんこで、ノミの被害もひどい状態だったため、誰からも選ばれなかったそうです。しかし、私は迷わずにこの子犬を家族として迎え入れることを決めました。私がこれまでに使った50ドルの中で、この時払った50ドルほど価値のあるものはありません。

Blue Heeler Puppy sitting by a bed

レプターが「最高の冒険仲間だ!」と感じた瞬間を教えて下さい

レプターは生まれつき冒険好きでした。彼を家族に迎えて1~2週間後、初めての軽い散歩に出かけました。これが彼にとっての最初の冒険だったと思います。散歩に出る際、「レプターは自然を楽しめるだろうか?」と少し心配しながらも、彼の反応を見守っていました。

 

散歩道を歩いている間、明らかに楽しそうに興奮している様子でした。尻尾を大きく振り、好奇心いっぱいで鼻を鳴らしていました。そんなレプターの軽い足取りを見て、「この子は絶対に自然が好きだ!」と確信しました。その後、私たちは岩場で立ち止まり、座って休憩しました。レプターを軽く撫でてあげると、リラックスして空気を吸い込み、瞑想するかのように休憩を始めました。その瞬間、「レプターと私は冒険への情熱を共有している」と感じました。そして、私たちがお互いにとってかけがえのない存在になったことを確信しました。

View from inside a tent of dog sitting outside a tent in the backountry.

レプターとの思い出を人々にシェアしようと思ったきっかけはありますか?

大学4年生という新たな人生の門出に立つ時期に、私はレプターを飼い始めました。私が新しい挑戦に取り組むそばで、レプターもまた、共に挑戦したいという意志を見せてくれて、私たちはあらゆる挑戦を共にしていくことになりました。農場での仕事、オートバイの運転、ベビーシッター、360マイルに及ぶトレイルの歩行、テントでの数百日にわたる宿泊、Ruffwearの装備を身につけてのマラソンや山登り、雪や水を含むあらゆるスポーツへの挑戦、フェスティバルへの参加など、私たちは多岐にわたる活動に挑みました。合計19の州を訪れ、2つの州で生活し、多くの友達を作りました。

大変残念なことに、レプターは思いのほか早くこの世を去ってしまいましたが、生きている間に私たちは多くのことに一緒に挑戦することができました。

レプターはカメラも大好きでした。カメラを向けるといつもポーズをとっていました。特に、走っている最中に横からカメラで撮影すると、まるで「これでもか!」と言わんばかりにスピードを上げ、よりかっこよく映ろうとします。私たちはいつも全力疾走しながらの撮影会を楽しんでいました。

レプターが生きている間、たくさん撮影をしました。その写真や動画を使ってレプターの話をすることで、皆さんに「愛犬と共に外へ出かけよう!」と思ってもらえたら、と願うようになりました。その思いが、私たちのストーリーを動画と共に皆さんに共有するきっかけです。

Man crouching and taking a picture of his dog on the beach

レプターがあなたに教えてくれたことは何ですか?

レプターはまさに「今を生きる」犬でした。私が体調を崩しそうなときに、レプターを見るといつも「地に足をつけて、今を生きる姿」を見せてくれていました。彼の大きな鼻息と何に対しても冷静な姿勢は、「すべてを受け入れ、今自分が存在するこの瞬間に感謝する」ことの大切さを教えてくれました。

レプターは動くこと、冒険すること、そして厳しい環境を乗り越えることが好きでした。しかしそれと同じくらい、穏やかな時間や匂い、音、温もりを愛していました。レプターは常に私の側にいることで、愛を感じさせてくれるようにしていてくれたのかもしれません。