DIG: 新しい Trail Runner™ コレクションのデザインの裏側
心拍数を上げたい、フィットネスを向上させたい、または愛犬との楽しいアクティビティを増やしたいと思っていますか?ここでは、あなたと愛犬が一緒に楽しめるランニングの始め方をご紹介します。
犬と一緒に走る方法:スタート編
「私はランナーじゃない」「ランニングは苦手」「どこから始めればいいの?」と思っている方もご安心を。PD(プロの犬トレーナー)と私、そしてゲストのプロたちがあなたと愛犬をサポートし、新しい動き方を探求するお手伝いをします。以下のトピックをカバーします:
- モチベーション:犬と一緒に走る魅力とは?
- ゴールデンルール:4つの言葉で愛犬とスムーズにスタート(期待値の設定)
- ランニング前の準備:獣医や医師への相談、ルート計画、トレイルエチケットなど
- 必要なアイテム:犬とのランニングに必要なアイテムは?
- 5Kランニングトレーニングプラン:愛犬と一緒に5Kを走るための計画
- トレーニングプランの先へ:ランニングを続けるために
コーチを紹介します:Krissy & PD
こんにちは!私はKrissy、あなたの二足歩行のコーチです。高校と大学では競技ランナーとして活動し、2000年から2019年まで競技ウルトラトレイルランナーとしてのキャリアを追求してきました。現在45歳で、ランニングを続けながらコーチングや執筆、レースディレクターの仕事をしています。
そして、もう一人(?)のコーチはPD。お尻をふりふりする愛らしい7歳のミニ・オーストラリアン・シェパードです。彼女は基本的に私と一緒にいるために走るのが好きで、棒やフリスビー、小さなテニスボールを追いかけるのが大好きです(ただし、持って帰ってくるとは限りません)。おやつと撫でられることならいくらでも受け付けます!
PDが私の生活に加わった2016年から、私たちはランニング(そして人生)のバディとなりました。ランニングは私の人生の大部分を占めていましたが、PDと一緒に走るようになってから、犬とのランニングについて学ぶべきことがいくつもありました。この経験を通じて、あなたと愛犬がランニングを通じてお互いに、そして走ること自体に絆を見つけられるよう手助けできればと思います。
犬と一緒にランニングすることの素晴らしさ
競技レベルで走る経験を持つ私にとって、PDが加える遊び心や冒険感は、今のランニングをより楽しいものにしてくれます。ランニングを始める際には、好奇心旺盛な子犬の視点で「走ること」や「自分の可能性」を探求してみましょう。お互いが先生となり、学び合う関係を築けます。
犬は素晴らしい気分転換になります。
一人で走ると、自分の思考に没頭しがちです。しかし、犬と一緒に走ると外部からの刺激が常にあり、彼らの探検の喜びを目の当たりにすることで、自分のランニング体験がより豊かなものになります。
犬は最高のモチベーターでもあります。
私がランニングに夢中だった頃、(自分の犬ではない)何匹かの犬がトレーニングランに大きな喜びを与えてくれました。例えば、20マイル走り終えて疲れ切ったとき、オーストラリアン・シェパードのJackは駐車場でスティックを見つけて私たちに投げるようせがみ、私たちがリカバリードリンクを飲む間も遊び続けました。また、私の「代わりの愛犬」Piperは、トレイルを行ったり来たりして、私たちの走行距離を倍にしてしまうほど元気でした。
日常のランニングに変化を与えてくれる存在
PDが来る前、私は家から出発する舗装路の「便利なランニング」をよくしていました。しかし、今ではPDと一緒に走ることで、森の中の土のトレイルを自由に駆け巡る楽しさが、私たちの心と体にどれだけ良い影響を与えるかを実感しています。私が一定のペースで走る間、彼女は匂いを嗅いだり、私に追いついたりしながら楽しんでいます。
愛犬と一緒に休息を学ぶ
ランニングが好きな彼女ですが、私たちが走り終えたら、彼女もすぐに「終了モード」に入ります。タオルで拭いてもらうのが大好きで、オーストラリアンシェパード特有の「甘えた声」で車の後部座席に入れてほしいと催促し、すぐに回復の時間を楽しみます。
ゴールデンルール:愛犬のペースで走る
すべての計画を立てる際、そして実際に走るときに、このルールを頭に置いておけば間違いありません。
普段のペースや距離、ランニング時間を変える必要があるかもしれません。特にリードを付けている場合は頻繁に立ち止まることに適応する必要があるでしょう。しかし、物事の捉え方がすべてです!私はこれまで多くのランニングを「ゾーン」に入って集中して行ってきましたが、今では一人でその状態を楽しむランニングと、PDと一緒に泥の中でゴロゴロするような休憩を挟むランニングを選べるようになりました。
愛犬と一緒に走ることで、アウトドアを全く新しい形で楽しむことができます。信頼できる相棒がそばにいるだけで、自然の中での時間がさらに特別なものになるでしょう。
愛犬の「走りたい」という気持ちや、あなた自身のランニングへの意欲を理解することも大切です。一緒に走る中で、休憩のタイミングを見極めて、特に距離を伸ばす場合は、愛犬に無理をさせないようにしましょう。
ランニングを楽しむ秘訣は「バリエーション」にあります。コースやペース、距離を変えることで、走ることを飽きることなく楽しめます。これはプロが実践するテクニックでもあります。
愛犬と初めてのランニングに出る前に
獣医(そして自分の医師)に相談する
犬が成長しきる前にランニングをさせるのは避けた方が良いと、私は早い段階で学びました。これは犬のサイズや品種によって異なるため、獣医に相談するのが一番です。骨がしっかりと形成される前に長距離を走ることは、犬の体に負担をかける可能性があります。
愛犬の状態をチェックする
犬はそれぞれ違うため、愛犬が「行こう!」と思っているのか、「もっと走りたい!」のか、それとも「そろそろ終わりにしよう」というサインを見極めることが重要です。
- 靴ひもを結んでいるときに愛犬が玄関に来ますか?それともベッドで横になったままですか?
- 起き上がって数歩歩くとき、スムーズに動いていますか?それとも少し硬い感じがありますか?
- 食欲は普通ですか?それとも増えていますか?
これらの質問に対して前者であれば、愛犬はランニングに出る準備ができているでしょう。一方で後者であれば、今回は一人で走る方が良いかもしれません。
PDの場合:休息のタイミングを見極める
私がPDの状態を確認するのは、特に長距離ランニングの翌日以降の家でのエネルギーの様子です。慎重に対応することで、1回の距離よりも、何年も続けて一緒に走る時間を大切にしたいと思っています。
犬に優しいルートを計画するための4つのヒント
1. 試運転をしてみる
出発前にエリアの下見をしておきましょう。いきなり走るのではなく、自分でいくつかのルートを試し走りしてみるか、まずは愛犬と一緒にそのルートを散歩して確認するのがおすすめです。
2. リードのルールを確認する
ルート上のエリアにおけるリード規則を調べましょう。オフリードが許可されていて、あなたと愛犬にとってオフリードが安全で快適なら、それを取り入れるのも良い方法です。そうでなくても、リードを使って一緒に走ることで楽しさを感じられるでしょう(足が疲れたときの「犬パワー・ターボブースト」は最高です!)。
3. 水源を把握する
飲み水としての水源だけでなく、涼むための水場も確認しましょう。PDは、どんな小さなチャンスでも水に浸かって体を冷やすのが得意です。愛犬もきっと同じ方法で快適さを保てるかもしれません。
4. ボーナス要素を探そう
柔らかい地面、道やトレイルをつなぐ楽しいルート、ドッグパークやスナックの休憩所、ゴミ箱の場所などをチェックしておきましょう。PDはゴミ箱を認識しているのか、いつも近くに来るとトイレを済ませてくれるので、長い距離をうんち袋を持って走らなくても済みます。最高のランニングバディです!
トレイルでのエチケットをおさらいしよう
- 排泄物は必ず拾おう!
- 他の犬とすれ違うときは、愛犬を道の端に寄せる
私はPDと他の犬の間に自分を挟むようにして、「通り過ぎる(on by)」というコマンドを使いながら走り続ける練習をしています。これにより、立ち止まって挨拶する必要がなくなり、他の犬がより広いスペースを必要とする場合にも衝突を避けられます。 - オンリードエリアではリードをしっかり装着する
- オフリードエリアでは信頼できる呼び戻しを徹底する
PDの「人間と一緒に走るための犬的アドバイス」
もしPDが犬ランナー初心者のためにアドバイスを書けたとしたら、こんなことを伝えるのではないでしょうか:
「一緒に走るときに役立つ基本的なトレーニングを、人間と一緒に学ぶのは本当にいいことだと思うよ。私もランニング中にいろいろなことを学んだし、リードで繋がった時間が増えるたびに新しい発見があるんだ。例えば、胸にリードがクリップされるハーネスを着けたときは『引っ張らない』ってことを覚えたし、『With me(一緒に)』って言われたらヒールのポジションにつくようにしている(ほとんどの時間はね)。オフリードのとき、人間が私を必要だと言うときは、『I need your leash(リードが必要)』のコマンドで止まって待って、Krissyが来てリードをクリップするのを待つのも得意なんだ。」
リードのマナーは大切だよ
リードを引っ張らないようにする(または、引っ張るのが人間の望みならそれもOK!)とか、人間がリードに引っかからないよう横を走ることを覚えるのは役に立つよ。
ウォームアップの大切さ
ウォームアップもすごく大事!私たちの家の近くにはオフリードで走れる素晴らしいエリアがあるんだ。そこで私は人間が折り返してくるのを待ったり、匂いを嗅いだり、何度もおしっこマーキングをしたり、好きなようにうろうろしながら体を温めるんだ。私が準備するのは人間よりちょっと時間がかかるけど、すぐにKrissyの足元にぴったりついて、まるでそれが私の仕事みたいに走れるよ!」
犬と一緒にランニングをするための役立つコマンドとトレーニングアイデア
私たちがランニングを始めたばかりの頃、犬ぞりチャンピオンのもとで育った人間の友人が一緒に走ってくれたのはラッキーなことでした。その友人は、私とPDがランニング中に苦労している様子を何度か見かけました。私がリードを引きながら「右」「左」と言うものの、PDが理解していなかったんです。
3日目のランニングで、その友人が「右・左」の代わりに「G」と「Ha」を使ってみることを提案しました。リードを軽く引きながら教えると、PDはそのランニング中に理解しました!それ以来、オフリードのときでも私が前方に向かって方向を呼びかければ、PDはその指示に従って曲がってくれるようになりました。
愛犬とのランニングに必要なギアガイド
人間用ギアはどうする?
ランニングに出かける際、人間も犬もシンプルなギアがあれば十分です。ランニングシューズ、ウェア、リード、そしてハーネス。この基本セットでスタートできます。
以下は、ギアを選ぶ際のヒントや、ランニングをより快適にするためのアドバイスです。
1. フットウェア
地元のランニングショップに足を運んでみましょう!彼らはフットウェアの専門家です。適切なシューズは、足だけでなく全身をサポートしてくれます。
2. アパレル
天候に合った服装が鍵です。また、地元のランニングショップでアドバイスを受けるのも良いでしょう。体がどのように温まり、運動に反応するかを知ることで、自分に必要なアイテムがわかってきます。
私は体温が上がりやすい方ですが、寒くて湿った状況では手の器用さをすぐに失い、気温が48°F(約9℃)以下になると耳を覆う必要があります。そのため、寒いと感じる人もいる気温でもショーツとハイソックスで走ることがありますが、厚手の暖かい手袋や防水のオーバーミット、ヘッドバンド代わりのバフを着用することがよくあります。
3. ランニングベルトやバックパック
ランニングの距離が長くなる(または暑い時期になる)と、必需品を持ち運ぶためのランニングパックが必要になることがあります。
例:
- 携帯電話
- 水ボトル
- カロリー補給用スナック
- リップクリームや日焼け止め
- 犬用の折りたたみボウル
- ジャケットや予備の手袋
Ruffwearのトレイルランナーベルトもぜひチェックしてみてください。
愛犬とのランニングに必要なギア
リーシュ(リード)
ハンズフリーのウエスト装着リードがおすすめです。一方の腕にリードの引っ張りがかからないため、ランニングフォームのバランスを保つのに役立ちます。
おすすめ:
伸縮性(バンジー、ダイナミック)のあるリードは、快適で、愛犬と一緒にペースを見つけて走る際の衝撃を吸収してくれます。
おすすめ:
ハンドヘルドタイプが必要な場合もあります。特に、リードを素早く手放す必要がある状況(リスが横切るなど)では便利です。
おすすめ:
さあ始めよう!愛犬と一緒に5kmを走るためのトレーニングプラン
ここでは、あなたと愛犬が一緒にランニングを始めるための4週間のトレーニングプランをご紹介します。このガイドは、距離ではなく時間に基づいたワークアウトを重視しています。これにより、一緒に動く時間を増やしながら、ランニングを日常の習慣の一部にしていくことを目的としています。
詳しいワークアウト内容やトレーニングのコツについては、PDと私がまとめた他の記事をぜひご覧ください。
準備万端!さあ走り出そう(そして走り続けよう!)
たくさんの情報をお伝えしましたね!愛犬という素晴らしい相棒と一緒に走るには、それだけ考えることも多くなります。しかし、適切な計画、練習、そしてギアが揃えば、あなたも愛犬もきっと楽しく走れるはずです。
愛犬がそばにいることで、一緒に動くことの喜びを感じられ、それが日々のルーティンになる理由になるでしょう。
ランニングを楽しんだら、ぜひ私たちにもその冒険の話を聞かせてください!
https://www.instagram.com/ruffwear_jp/